View on GitHub

readbook

読んだ本の記録

貞観政要

学んだこと

安泰なとき

自分の行いが安泰なときにこそ、悪くなったときに対応がしにくくなる 安泰なときにこそ、心を引き締めて仕事に取り掛からなくてはならない 安泰なときはトップが失敗をしても部下は特に責めない。 そうなると悪い方向へ進んでいく

非難する部下

厳しく自分を非難する部下は大変珍しい。 部下は常に上司の機嫌を伺っているからで、避難するのはよっぽど何かあったか、自分を思っての発言である。 部下からすれば、上司の心を動かすためには厳しいことを言わなければ心を動かすことは厳しい。 ゆえの厳しい発言であることを理解することと、内容が曖昧であったとしても真摯に受け止めること

短所ではなく長所をみる

相手の短所と長所を十分に心得た上で、 その人の長所が活かせる形で使えるようにするのがベスト 仕事をお願いする関係であれば、相手の長所と短所を把握してメモ書きしておき確認できるようにしておくのもあり

人材を招くための極意

礼を尽くして相手に従うこと、謹んで教えを受けること。 そうすれば、自分より優れた人材が入る。 頭ごなしに怒鳴りつけたり、横目で使うのであれば能力の高いひとは入らない

後継者を育てる

今は良くても今後は自分が離れたときのために後継者を育てていくのが必要 自分が愛着が湧いている人ではなく、能力や信念など幅広い視点から考察すべき。 自分だけではなく、他の人も加えて考えたほうが良い

長い付き合い

人と長い付き合いだからといって、能力を見ずに登用することはいけない。 初対面の人でも変わらずに対応することが良い 年功序列ではだめ

景気とお金

生活水準はお金が稼げるようになると、支払額が膨張しがちだが、 景気が悪くなった途端縮小できるかと言えばそうではない。 コストを増やすことは簡単だが、減らすのはなかなかできない。 そのため、日々膨張しないように厳しくチェックを続けること

読書

常に本を読み続けること 仕事に明け暮れず、本は定期的にちゃんと読むこと

人と話す

人と話すことは難しい 人の傷つくことをいったら、その人はずっと覚えている

ルール

ルールを作るのは良いが、曖昧であってはならないし、複雑すぎるのもいけない。 ルールの隙間を狙ってくる場合と、ルールが複雑で追いきれないことによる隙間を狙ってくる輩がいるからだ また、しばしばルールを変えるのも、利用者が不安を招く元となるためいけない。

第三者の目をもつ

トップは孤独で、一人で責任に耐えていかなくてはならない。 そのためには客観視点を常に持って自分の姿を眺めることのできる第三者の目をもつ必要がある 過去の起業家の中に失敗した人を思い浮かべてその人の反面教師を求める 彼らの失敗は二度と繰り返さないと誓う

失敗

自らの失敗を助言してくれる人は珍しい そういった人は大切にして、耳をちゃんと傾けること

自分の利益

自分の利益ばかり目が言っている人は人がいなくなる 自分のためにやっていることが相手に少しでも伝われば人は去っていってしまう 常に人のためにやることを忘れない